4月から、リョウは療育施設に通っています。
療育については、こちら(【知識編】今後の記事に向けて~自閉症スペクトラムと療育とは~)
今回は、1年間の指導計画について書きます。
指導計画
初めて療育に行くと、まず指導計画について確認がありました。
(1ヶ月ほど前に「仮計画」として大雑把な目標等についての確認がありました。今回はさらに細かい内容の確認となりました。)
両親が望んでいること
言葉でのコミュニケーションや、対人関係・社会性を向上させたい。
自分やカカも頑張りますが、どうぞよろしくお願いします!
アセスメント(現在の状態やその原因等)
運動機能
ボディーイメージの弱さがみられる
段差を気にせず昇降しようとしたり、つまずくことがあるから、手を繋ぐなどの援助が必要。
体を使った遊びでボディーイメージを高める。そして、全身の筋力向上を図る。
ボディーイメージってなに?
私たちは普段、自身の動作を目で見て確認しなくても、階段を昇降したりトンネルを潜ったりすることができますよね。
これは自身の体の動きや大きさを、無意識で理解しているからこそできる行動なのです。
この無意識で理解しているものを、ボディーイメージと言います。
一般的には、アスレチックやジャングルジムなど、「登る」や「潜る」また「体をひねる」といったいろいろな動きをする過程で習得するようです。
今のリョウがアスレチックやジャングルジムに挑むのは、まだ難しそうに思います。
補助しやすい遊具のある公園で、慣れようね!
指先を上手に使うことが出来ていない
摘まむ・剥がす等の動作はできるが、クレヨンは上部を摘まんで持っている。
具体的な取り組み
- 滑り台
- トンネル
- トランポリン
- ピック挿し
- セラピーパテ
- パズル
- 型はめ
- 野外活動
…etc
パズルや型はめは得意だから、指先の訓練にはあまり向いていないかも。
家でも、何か取り組めないかな…?
指先を上手に使えるようになるための遊びって…何がありますかね?😅
知的機能
「ワンワン」や「ブーブー」といった擬音は発語できるが、有意語は無い
「あー」や「うー」等の発語は聞かれたが、意味のある言葉はまだ出ていない。
興味のある遊びの中で、指導員から「適切な発語」や「適切な名称」を聞かせて、発語に対する意欲や興味を高める。
名前を呼んでも反応が弱く、指差しや要求等のジェスチャーが無い
興味のあるおもちゃで遊びながら、「どれ?」や「ちょうだい」等の簡単な指示が理解できるように、言語理解力を高める。
リョウ、その手に持ってるもの「ちょうだい」
どーぞ。(手渡し)
これは出来ることが増えました。
逆に、リョウが欲しいものを要求できるようになると本当に助かるし、嬉しいな♪
具体的な取り組み
- 絵カード
- パズル
- 積み木
- ブロック
- 型はめ
- 入れ子
…etc
社会性
場所見知りや人見知りがある
親子分離が難しいと思われたが、慣れてくると指導員と一緒に遊ぶことが出来た。
コミュニケーションを取りながら、対人・社会性を高める。
具体的な取り組み
- かくれんぼ
- シャボン玉
- おままごと
- 知育玩具
…etc
この中でやったことが無いのは「かくれんぼ」ですね。
どんな感じになるんだろう?✨
目標設定
長期目標
1年かけて達成を目指す長期目標は
言葉や身振り、手振りで自分の気持ちや要求を伝えること
と、なりました。
これからよろしくお願いします!
短期目標
だいたい半年ぐらいで達成を目指す短期目標は
- 手を上げて「はーい!」と返事すること
- 興味のある遊びを増やすこと
- ジェスチャーで「ちょうだい」や「もう一回」と伝えること
と、なりました。
家でも、名前を呼ぶ頻度を増やしたりジェスチャーを促してみます!
おわりに
今回は、指導計画について書きました。
この指導計画に沿って、1年後にはリョウが自身の気持ちを伝えられるようになるといいなぁ。
自分やカカも、全力で頑張ります‼
療育はあくまでサポート、本当に頑張らなきゃいけないのは親ですもんね😁