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【1歳半検診が不安】知っておきたい「発達」のこと

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もうすぐ、恐怖の1歳半検診。

ネットで検索してみると、診られることが多すぎて不安になりますよね💦

  • うちの子、まだ言葉が出てないよ…。
  • 積み木で遊んだことないから、たぶん積めないです…。
  • 名前を呼んでも、反応しないんだよなぁ…。
トト

全然できないんですけど…💦、という方もいらっしゃるでしょう。

でも、大丈夫です!

おそらく、診られる項目全てを完璧にこなせる1歳半の子どもは、ほとんどいないと思います。

トト

いまこれを読んでいるあなたにも、得意なこともあれば苦手なこともありますよね。

大人に得意と苦手があるように、当然ながら子どもにも得意と苦手が存在します。

ちなみに、余談ですが

私の子どもは、1歳半検診に引っかかりました。

トト

当時は、猛烈に落ち込みました…。

でも、それがキッカケとなり、現在はいろんな育児本を読んだり、セミナーに参加して情報を得るようになりました。

発達には個人差があり、平均的に成長することを「定型発達」平均から外れて成長することを「非定型発達」と呼びます。

ここでは、発達について調べたことを解説します。

  • まわりの子と比べて、うちの子は遅れてる気がする。
  • 1歳半検診に引っかかる気がする。

このような方には、特に読んでいただきたい内容です!

発達って、なに?

みなさんは「発達」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?

  • 初めて1人で立ち上がった!
  • 歩けるようになった!
  • 話せるようになった!

このように

今まで出来なかったことが出来るようになる

ことを想像されるのではないでしょうか。

では「発達」とは、どんな意味でしょうか?

トト

具体例はあげられるのに、意味を聞かれると答えづらくありませんか?

「発達」の意味

発達の意味について、深掘りしていきます。

発達という漢字を、見ていきましょう。

発達の「発」=出発

発達の「発」には、どのような意味があるでしょうか?

「発」は出発や発進などの熟語から連想されるように、始まりを意味します。

先ほどの具体例と同様で、何かを

出来るようになる

ということですね。

発達の「達」=到達

次に、発達の「達」について見ていきましょう。

「達」は到達や達成のように、終わりを意味します。

トト

終わりの発達って、なに?

と思われる方へ、具体例をあげてみました。

  • 年をとって、髪の毛が抜けてきた
  • 重い荷物を持てなくなった
  • 物忘れが進んできた

このような、いわゆる

老化

も、発達の一種なのです。

発達=人生の始まりから終わりまでの過程

これまでの説明を合わせると、発達とは「人生の始まりから終わり」を意味します。

  • 赤ちゃんが自立するために、体の動かし方を覚える
  • 児童が学校に通い、校則に従いながら生活することでルールを覚える
  • 成人して就職することで、他人のために活動することを覚える
  • 結婚・出産することで、他人との共同生活を覚える
  • 老化が進み、介助が無ければ生活が出来なくなる

これらは、全て発達であると言えます。

発達の仕方

発達には、主に以下の2種類があります。

  1. 知識(理解力)の発達
  2. 社会性(対人スキル)の発達

知識の発達

知識の発達を、一言で表すと「理解力」の発達です。

  • 物の名前を覚える
  • 言葉の意味を知る
  • ルールを理解する

社会性の発達

社会性の発達を、一言で表すと「対人スキル」の発達です。

  • 自身の感情を知る
  • 話す時の言葉選びを覚える
  • 相手の感情に配慮した接し方を理解する

「知識」と「社会性」は、並行して発達する

知識と社会性は、互いに絡み合って発達します。

どういうことか、リンゴを例にして考えてみましょう。

知識の発達を青文字社会性の発達を赤文字にしています。

  1. 離乳食でリンゴを食べさせてもらう
    リンゴが甘酸っぱくて美味しいことを知る
  2. リンゴの絵を見ながら、親が「これはリンゴだよ」と教える
    その絵が「リンゴ」であることを理解する
  3. リンゴが果物というグループであることを理解する
    ブドウやイチゴなど、果物のおもちゃを集めるようになる
  4. みんなで食べると、より美味しく感じる
    食事はみんなで食卓を囲んで食べるものと理解する

リンゴを、ただジーっと見ているだけで

リョウ

これは、リンゴだな!

と理解するわけではありません。

リョウ

もぐもぐ…。

トト

これは、リンゴって言うんだよ。

リョウ

リンゴー!

人や物と関わり、その中で次第に理解していくのです。

「定型発達」と「非定型発達」

「発達」について学んだところで、次は発達の種類についてお話しましょう。

発達は、主に「定型発達」と「非定型発達」の2つに大別されます。

定型発達とは、平均的な発達のこと

まずはじめに、定型発達について説明します。

定型発達は、平均的な発達と言い換えられるでしょう。

発達のマイルストーンに沿って、平均的な発達を遂げている状態を指します。

発達のマイルストーン

発達のマイルストーンという言葉を、聞いたことはありますか?

言葉を聞いたことが無くても、おそらく考え方は聞いたことがあると思います。

たとえば、このようなものです。

  • 1歳頃には、ひとりで歩き始める
  • 1歳半頃には、話せる単語が増えている
  • 2歳頃には、イヤイヤ期が始まる

「〇〇歳までに、△△できる」

というものを、発達のマイルストーンと呼びます。

この発達のマイルストーンは、あくまで平均値です。

1歳半にイヤイヤ期を迎える子もいれば、5歳になってからイヤイヤ期を迎える子がいるかもしれません。

トト

平均すると『2歳ぐらいでイヤイヤ期を迎える子が多い』というだけです!

定型発達であれば、多少の誤差はあったとしても、だいたい発達のマイルストーンに当てはまるでしょう。

非定型発達とは、平均からはズレたタイミングで発達すること

非定型発達は、一言で言うと「定型発達ではない発達」です。

要するに、発達のマイルストーンからズレたタイミングで発達することです。

先ほどの発達のマイルストーンで挙げた例に当てはめてみると

  • 1歳頃には、ひとりで歩き始める
    2歳頃になってから、ひとりで歩けるようになった
  • 1歳半頃には、話せる単語が増えている
    5歳頃になってから、話せる単語が増えた
  • 2歳頃には、イヤイヤ期が始まる
    4歳になってから、イヤと言うことが増えた

非定型発達の子は、このように発達のマイルストーンから明らかにズレる傾向があります。

ただし『何かひとつの発達が遅れた=非定型発達』ではありません。

たとえば話せる単語が増えたのは3歳になってからだったとして、必ずしも非定型発達とは限りません。

複数の発達に対して、発達のマイルストーンからズレている状態を非定型発達と言います。

1歳半検診

次は1歳半検診について、お話します。

冒頭でお話したとおり、1歳半検診では色んな発達具合を確認されます。

どんなことをするの?

私の経験でお話すると、1歳半検診の流れは以下のようになります。

  1. 身体測定(身長・体重)
  2. 保健師さんとの面談
  3. 歯科検診
  4. 食事指導
  5. 医師による診察

この中で、保健師さんとの面談が1番の山場となるでしょう。

なぜなら「積み木を積む」などの発達診断は、保健師さんとの面談時に行うからです。

具体的には、このような事を見られます。

積み木

積み木を『積む』遊びが出来るかを観察します。

有意語

「パパ、ママ」や「ブーブー(車)」など、意味のある言葉を話すか観察します。

指さし

いろんな絵を見ながら、リンゴなど見たことのあるものを指さしするか観察します。

その他

メインで診られるのは上記と思いますが、その他にも問診などで発達具合を判断されます。

  • 名前を呼んだら振り向く?
  • どんなおもちゃで遊ぶことが多い?
  • 目を合わせることはできる?

出来ていないことを聞かれると、不安になるかと思います。

でも、無理に話を盛るようなことはせず、ありのままを話すようにしましょうね!

トト

後述しますが、療育などの子どもに合わせた適切な対応を期待できます‼

引っかかるとどうなるの?

保健師さんとの面談内容と、医師による診察での様子を見た結果によっては、1歳半検診に引っかかることもあります。

検診に引っかかるのは、精神的にとても辛いです…。

トト

息子も1歳半検診に引っかかっているので、気持ちはよくわかります。

検診に引っかかるとその後どうなるのか、私の経験を元にお伝えいたします。

2歳検診として、保健師・療育指導員と面談

1歳半検診から半年経ったところで、2歳検診として再度面談が行われます。

私の場合は、発達を専門とする「療育指導員」も同席していました。

再び積み木や指さしなどに挑戦し、その結果このような事を言われます。

療育に通ってみませんか?

療育を簡単に説明すると、子どもの特性による生活のしづらさを改善するための教室です。

この療育のおかげもあって、1歳半検診に引っかかった息子は、少しずつ周囲の子との差を縮めている印象です。

まとめ

いかがでしたか?

1歳半検診は子どもにとって、非常に大切な場となるでしょう。

なぜなら、療育に通うことが出来るかもしれないからです。

1歳半を超えてくると、保育所や周囲の子はこのように変化します。

  • 運動会や生活発表会の内容が、段々難しいものになる。
  • 「会話」によるコミュニケーションが増える。
  • 1人遊び→みんなで一緒に遊ぶようになる。
トト

1歳半検診に引っかかるのであれば、保育所などでの集団生活は段々と辛いものになるだろうと思います。

療育に通うことで、集団生活のしづらさを軽減することが出来ます。

有意義な1歳半検診にできるよう、対策などは考えず、ありのままの我が子を診てもらいましょうね✨

最後にひとこと。

トト

子どものことを一番理解できるのは、親です。
不安なこともあるでしょうが、過度に心配し過ぎず、ありのままを受け入れてあげてください!